パター選びを変える「打数ゲイン」思考
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パター選びを変える「打数ゲイン」思考

あなたのパッティングは、本当に「問題」なのでしょうか。スコアが思うように伸びないとき、多くのゴルファーはドライバーやアイアンに目を向けがちですが、実はパッティングに大きな課題を抱えたまま練習しているケースも少なくありません。

今回ご紹介するのが、PGAツアーが実際に活用している「パッティングで稼いだ打数(Strokes Gained: Putting)」という考え方です。感覚ではなくデータでパッティング力を客観的に把握することで、練習の効率が大きく変わってきます。

「打数ゲイン」とは何か?

Strokes Gained: Putting(SG:P)は、その日のパッティングが他の選手と比べて何打分良かったか(または悪かったか)を数値化する指標です。PGAツアーが膨大な統計データをもとに算出しており、2012年頃から広く使われるようになりました。

たとえば、10フィートのパットを1パットで沈めた場合、ツアー平均では約0.5打かかる場面ですから、0.5打分「得をした」ことになります。逆に3パットしてしまえば平均より多く打っているわけですから、マイナスのゲインになります。

この考え方の核心は、単純なパット数だけでなく「距離に対して何打で入れたか」を評価する点です。15メートルのロングパットを2パットでまとめるのと、1メートルのショートパットを2パットしてしまうのでは、まったく意味が違います。SG:Pはその差を正確に捉えます。

トッププロコーチも実戦で活用

著名なゴルフコーチのショーン・フォーリーも、選手の課題を特定する際にストロークス・ゲインのデータを積極的に活用しています。感覚や印象ではなく、「どの距離帯でパットを多く失っているか」をデータで把握してから練習メニューを組むことで、効率的なスキルアップが期待できるというわけです。

この考え方は『ゴルフデータ革命』でも詳しく解説されており、ツアープロだけでなくアマチュアゴルファーにも応用できる実践的な視点として紹介されています。

アマチュアゴルファーへの応用方法

距離帯ごとのパット数を記録してみよう

PGAツアーと同じレベルで集計するのは難しいですが、シンプルな応用なら今日からでも始められます。ラウンド後に以下の3区分を記録してみましょう。

  • 3メートル以内のパット:何回あって、何回1パットで決めたか
  • 3〜6メートルのパット:同様に記録
  • 6メートル以上のパット:何回2パット以内に収まったか

数ラウンド続けると、どの距離帯で打数を失っているかが見えてきます。ショートパットが不安定なのか、ロングパットの距離感が合っていないのかによって、練習すべき内容はまったく変わります。

「苦手距離」に合ったパター選びにも活かせる

データで弱点がわかったら、パター選びにも活かしてみましょう。ショートパットを外しやすい方には、フェース向きの安定感が高いマレット型が合いやすいとされています。一方、距離感がつかみにくい方には、打感がはっきりしたブレード型(ピン型)を試してみるのも一つの選択肢です。

感覚だけに頼らず、自分のパッティング傾向を把握したうえでパターを選ぶことで、より自分に合った一本が見つかりやすくなります。

まとめ:「感覚」から「データ」へのシフトがスコアアップの近道

スコア90〜110台のアマチュアゴルファーにとって、パッティングの改善はスコアダウンにつながりやすい分野です。「なんとなく調子が悪い」で終わらせず、距離帯ごとのデータを記録して自分の弱点を把握する「打数ゲイン」の考え方を、ぜひ次のラウンドから取り入れてみてください。

自分のパッティング傾向がつかめたら、それに合ったパターを選ぶことでさらなるスコアアップが期待できます。どんなパターが今の自分に合うか迷ったときは、ゴルフパター 売れ筋ランキングTOP5【2026年5月最新】もぜひ参考にしてみてください。